anehako’s diary

ノート代わりの下手な駄文を書き連ねています。書き替えも頻りで、

酔言 4

春は立ち 想いめぐるは こころほぐれて おりふしの 君と結びし 八重の言の葉 

 

 今はかぎりと あぶみかけたし 君のこころに あだし野に 咲くあだ花と 知りつつも 

 

 枯らすまじきと 息を吹きかけ 謳い途絶えし 黒花の艶やかさ 墨色めずるは 天下の誉れ 

 

 ついの棲み家は違えども 中天に継ぎ目なく われの魂飛ぶに いかずちのほか 逆らふものもなし

 

 夜走りに ねじゆるめ 黒がねの茎長を差入れし 間男たりとそしられば 

 

 さだめあり 蓬莱山より吹く帆風   満潮の その水筋の流れのゆくままに・・