anehako’s diary

ノート代わりの下手な駄文を書き連ねています。書き替えも頻りで、

2022-12-23から1日間の記事一覧

ガードマン (22)

退職とは、人さまから忘れさられて引き潮のように居なくなるのが当たり前のことと思っていた。長く勤めればよくあるように、あちらこちらの対話中に感極まり、涙目の挨拶回りなど私には笑止千万なことであった。他人の人生の前を偶然に通り過ぎていく我々に…

ガードマン (21)

明日からはちょっと別の警備現場に応援にでも出かけるような、そんな妙に落ち着いた自分がいた。ただし、それはもうここには二度と戻ることのない応援であったのだろうが・・。このすみやかに取り戻せた平静さ、環境の変化に対する無関心さはとてもいいこと…