酔言 19 薄紅を点したサボテンの花が昨年に続き咲いた。しかも誰も見ていない真夏の夜中に、そのベランダの月明かりの下で、そっと花をほころばしていたのである。前の家で引越しの荷造りの時、段ボールに入れたままに、トラックの振動にさらされて、着いて…
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